これってこんなに高カロリー

これってこんなに高カロリー

ある仕事をされている方で、「週に4〜5日以上、昼食は外食」という食生活の方は、思いのほか多いのではないですか？コンビニのお弁当屋ファストフードのテイクアウト商品などで昼食を摂っている人を含めると、その割合はさらに高まります。こうした食事は、基本的に高カロリーの物が多いことが特徴です。なかには、え？！と思うほど高カロリーの食品があります。

　
カロリーをチェック！

あるハンバーガーチェーン店に入り、店で一番人気のあるハンバーガー(てりやき味)に、フライドポテトのMサイズと炭酸飲料のセットを注文しました。この場合のカロリーは、お店の公式ホームページの数値によると11OOkcalを超えています。ちなみに、人間が一日に必要なカロリーの目安は、病気の有無や性別、体格、運動量によって個人差はありますが、おおよそ2000kcalになります。

このメニューで思いのほかカロリーの高いのが、454kcalあるフライドポテト(Mサイズ)。実は、じゃがいも自体は低カロリー食品なのですが、油で揚げることによって、高カロリー食品になるのです。これは、ポテトチップスも同様で、代表的なポテトチップス85g入り一袋は、約500kcalになるのです。

暑くなると、ビールが美味しく感じます。ビール大ジョッキのカロリーは、320kcalです。ポテトフライとビールを大ジョッキ2杯で、1000kcalを超えるでしょう。

さて、本場のインドカレーは、日本のカレーライスとは、別の料理のように感じることでしょう。日本のカレーライスは、ルーに小麦粉を使用していることが特徴になります。この小麦粉により、日本のカレーライスは思いのほか高カロリー食品となっているのです。

次に、コンビニ弁当を例にしましょう。
のり弁当と幕の内弁当です。お店によって若干差がありますが、このふたつのカロリーは、ほぼ同じになります。揚げ物の量やマヨネーズを使用したソース、ご飯の量などが関係していると考えられるでしょう。

油を使った食品と同じように、炭水化物やたんぱく質を多く使用したメニューも、カロリーをよくチェックしましょう。チェーン展開しているコンビニやファストフード店のホームページでは、商品のカロリー情報が掲載されているので参考になるでしょう。
　
カロリーと上手に付き合う

最初の例にあげたハンバーガーセット、これだけでは物足りないと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。あるいは、のり弁当だけだとどうでしょうか?コンビニで見ていると、お弁当といっしょに、カップラーメンを購入されている方をよく目にしますね。ちなみに、この組み合わせは、1000kcalを超えているでしょう。

満腹……胃がちょうどよい程度に満たされた状態、と思いがちですが、実のところ満腹感は、胃ではなく、脳で感じているのです。そして、脳が満腹感を感じるのは、食事を摂り始めて約20分後。「食後に食べ過ぎたとよく感じる」という方は、早食い(20分以内に食事を終えている状態)になっていませんか。つまり、脳が満腹を感じる前に、胃に食べ物を詰め込み過ぎている可能性が高いです。

カロリー摂取を気にするあまり一日の食事を二食に減らすのはどうでしょうか。この方法は、身体の健康に危険な意味をともなうのです。

食事には、カロリーだけでなく、栄養のバランスが大切になります。三食食べることのメリットは、二食に比べて、食べる食品の品数が増え、栄養がより満遍なく摂れることになるからです。また栄養によっては、ビタミンCのように、一回の食事で一定量を超えると吸収されず排出されてしまうものもあるのです。こうしたことから、二食で栄養をバランスよく摂るのは、三食に比べて、とても難しいコントロールが必要になるのです。

満腹感を得ながら、栄養バランスよく食事を摂るには、まず、よく噛んで時間をかけて食べるようにしましょう。今までより、控えめの食事量で満腹感が味わえるかもしれないです。どうしても物足りないという方は、メニューの組み合わせを工夫してみましょう。

例えば、お弁当とカップラーメンという組み合わせをお弁当とサラダにしてみましょう。揚げ物がメインのメニューを控え、ご飯の量も抑え目の商品を選ぶ、などです。また、甘味は、脳の満腹中枢を刺激する働きがあるので、食後に"適量"摂るのもよいかもしれませんね。