「健康食品」を選ぶには

「健康食品」を選ぶには

宣伝文句だけでなく、パッケージの表示をしっかり確認してみましょう。

 

「健康食品」を選ぶ際は、テレビCMやポスター、チラシなどの宣伝文句だけでなく、パッケージなどの表示をよく確認した方がいいでしょう。

特定保健用食品(トクホ)と機能性表示食品については、消費者庁は事業者に対し、容器包装以外の広告などにも最低限記載を勧める事項を確認してみましょう。

表示が「面倒」「分かりにくい」と感じる方がいるでしょう。

しかし、ひと言で「健康によい」といっても、何がよいかはその人の年齢や体格、生活スタイルや持病の有無などによって異なってきます。同じものを食べても、その人の体質や体調によって違いが出ることもあるでしょう。

特定保健用食品や機能性表示食品、栄養機能食品のいずれにしても、その機能を活かすためには、表示された情報を参考に、自分に合ったものを選ぶことが大切になります。


「健康食品」を活用するには

基本は食生活のバランスをとることです。足りない部分を健康食品で補うようにしましょう。

「健康食品」を摂ってさえいれば、健康になれるでしょうか? 答えはノーです。健康を保ち、増進させるには、健全な食生活、適度の休養、適度な運動の3つのバランスをとることが大切になります。

健全な食生活の基本は、主食・主菜・副菜など様々な食品から必要な栄養素を摂取するバランスの良い食事を実現することです。ただ、普段の生活で食事のバランスをとることが難しい場合に、「健康食品」を併用することもひとつの手になります。

なお、「健康食品」は医薬品ではないので、病気を予防したり治したりする効果は期待できないです。

健康食品に対して過度な期待はせず、食品の一つであることをよく理解して利用するようにしましょう。

 

「健康食品」を利用する際には、次のことに注意しましょう。

・効能があいまいなもの、事実確認ができない体験談を安易に信用しない

・いくつもの製品を同時に利用しない

・持病がある人は薬との飲み合わせにも注意

・利用状況についての記録を取る

・異常を感じたらすぐに医療機関に相談

 

健康食品を摂る際は、いつ、何を、どれだけ摂ったかと、その後の効果や体調の変化などを記録しておいた方がいいでしょう。健康食品を摂っていて体調が悪くなったときは、摂取をやめた方がいいです。