ストレッチの効果
ストレッチの効果
ストレッチには多くの方法やメリットがあります。
反動を使わずに、ゆっくりと関節を動かしながら筋肉を伸ばす「スタティックストレッチング(静的ストレッチ)」。
関節を大きく動かし、筋肉の伸長と収縮を繰り返す「ダイナミックストレッチング(動的ストレッチ)」。
少し変わったものといえば、パートナーや特殊な器具を使ったストレッチなどもあります。
どの種類のストレッチをどの部分に行うのかによって、それぞれ効果は異なります。
ストレッチには大きなポテンシャルが秘められているのですが、私たちの多くはあまり知られてはないのでしょうか。
私たちがストレッチに対して期待している主な効果は
以下のほぼ3点になるかとおもわれます。
ケガの予防
ストレッチをすることで、体の柔軟性が向上し関節の可動域が広がります。また、自分の体をいろいろな角度からストレッチングすることで、筋肉を正しく動かせるようにもなっていくでしょう。
関節の可動域を広げて、正しく筋肉を使うことで、おもいがけない転倒の回数も減らせます。そのため、捻挫や靭帯損傷といった大きな外傷を負うリスクも下げることができるのです。
普段あまり運動をしていない人が運動をはじめるような場合には、自分がイメージする動きやポーズができるようになるまで、入念にストレッチを行う必要があります。
疲労の回復
運動後の疲れがなかなか抜けない人にもストレッチがオススメです。
運動直後にクールダウンとしてストレッチを行い、その上で十分な睡眠をとると、疲労物質の排出が促進されて回復速度が早まるのです。さらに翌日も続けてストレッチを行えば、より高い回復が期待できるでしょう。
また、逆に運動不足による血行不良が原因で、体が疲れやすくなっている人にもストレッチはとても有効になります。
肩コリ・首コリの改善
ストレッチを行うと、肩まわりや首まわりの筋肉(主にインナーマッスル)がほぐれて血行がよくなりますので、肩コリや首コリの改善が期待できるのです。
もちろん、悪い姿勢や生活習慣などの改善をしなければ根本的な解決にはなりませんが、それらと並行して行うことで、慢性的な肩コリや首コリから早期に解放される可能性が高まるのです。
「マッサージ」による改善も考えられますが、マッサージではコリの原因解消に関与するインナーマッスルへのアプローチが弱いという点があります。また、筋肉を伸ばすという動作が少ない点においても、ストレッチの方がより改善効果を得やすいともいえるでしょう。