ストレッチでダイエット
ストレッチでダイエット
ストレッチには多くの効果があります。
あまり知られてはいませんが「ダイエット」にも効果が期待できるといわれているようです。
ですが、大幅に体脂肪を減少させるようなものではなく、むくみを抑えてスッキリさせたり、筋肉の張りをやわらげてサイズダウンを図るようなアプローチで痩身を目指すものになっています。
また、ストレッチは体脂肪の減少に対する直接的な働きこそ持っていませんが、間接的にはとても重要な働きをもっています。
では、「ストレッチによって体が痩せる」というメカニズムは一体どのようなものか。
各項目を見ていきましょう!
むくみの改善
むくみとは皮下組織に余分な水分が溜まっている状態ですので、溜まっている水分が多ければ多いほど、顔や脚などが膨れ、体重も重くなってしまいます。
ストレッチによってむくみ状態を改善し、溜まっている水を減らすことができれば、その減らした分だけサイズダウンや体重減少が見込めるのであろうというわけです。
筋肉太りの改善
有酸素運動や筋トレによるダイエットで体脂肪が落とせても、かわりにガチガチの筋肉が、太ももやふくらはぎにたくさんついてしまっては、シャープというよりマッスルな印象を与えるでしょう。
ストレッチによって筋肉を柔らかくほぐせれば、ガチガチの筋肉太り状態から、しなやかでシャープなレッグラインを目指すことができるでしょう。
代謝の改善
ご存知の通り、ダイエットを行う上で「代謝」が良いことはとても重要になります。
代謝が良いと消費されるエネルギー量が多くなり、消費されるエネルギー量が多くなればなるほど、体は痩せていくでしょう。
ストレッチを行うと筋肉の温度が上がり、体全体も暖かくなります。
一説では「体温が1度上がると、代謝量は13%上がる」といわれています。ストレッチを行って体温を上げれば、それだけ代謝も改善されてダイエットに繋がるということです。
運動機能の改善
ストレッチを行うと「筋膜(きんまく)」と呼ばれる部分も柔らかくなるため、体をスムーズに動かすことができます。筋膜とは読んで字のごとく「筋肉を包み込んでいる膜」のことで、実際には筋繊維が1本1本の中にまで入り込んでいる状態で、体全体に張り巡らされてるそうです。
悪い姿勢の継続などによって「筋膜の癒着(筋肉などにひっついて固くなる状態)」が起こると、筋力とともに運動パフォーマンスも低下していきます。
ストレッチによって筋膜をゆるめると運動がしやすくなり、結果として運動量が増えてダイエット効果に繋がるでしょう。
食事量の改善
厚生労働省の報告によりますと、ストレッチにはリラクゼーション効果があるといわれているようです。
全身ストレッチを30分ほど行うと、前頭葉ではアルファ波が増加し、副交感神経も活性化するということが明らかになっています。
よくダイエット中にストレスが溜まり、その発散として過食をしてしまう人がいますが、ストレッチを十分に行えば、そういった食欲の暴走もある程度はコントロールすることができるでしょう。