デザインの紫外線対策ウェア

紫外線対策ウェアの効果は?

 

今回紹介するのは、真夏に大活躍する紫外線対策ウェア(UVカットウェア)です。日焼け対策として持っていると、夏のスポーツやウォーキング、ランニングでの紫外線対策に重宝するでしょう。

 

普通のウェアとの違いは?UVカットウェアの仕組み

UVカット効果のある衣類には2つの種類あります。それぞれ紫外線をカットする仕組みが違いますので、UVカットウェアを選ぶ際に参考にしてください。

 

◆紫外線散乱剤が化学繊維に織り込まれているもの

二酸化チタン、酸化亜鉛など無機物の超微粒子を織り込んだ繊維で衣類を作っています。繊維に織り込んだ超微粒子が外からの紫外線を反射し、散乱させることで、肌に直接紫外線が作用するのを防いでいるのです。高濃度で織り込むほどUVカット効果が高くなるのです。洗濯しても効果が下がりにくいのが特徴になります。

 

◆UV吸収剤を生地に浸透させてあるもの

天然繊維で作った生地に後からUV吸収剤をつける加工をしてあるものになります。UV吸収剤が外からの紫外線を吸収して、微小な熱エネルギーに変換して放出してくれるため、肌への直接的な影響を防げられます。綿などの天然繊維素材を着用したい方におすすめでしょう。

UVカット効果の度合いは何を見ればわかるのか?

UVカット効果の表示方法は2種類にわかれています。覚えておけば購入の際に役立つでしょう。

 

◆紫外線の透過率を%で表示してあるもの
UVカット未加工品の紫外線透過率に比べて、加工品のそれが半分以下であると「UVカット効果あり」と認定されています。その上で遮へい率が、
90%以上:A級
80%以上:B級
50%以上:C級
と判定されます。できるだけ「遮へい率が高いものを選ぶ」ことがポイントでしょう。
 
◆UPFで表示されているもの
素肌に比べてどのくらい布で紫外線の影響を低下させているかを示しているのがUPFになります。例えばUPF50の表示があるものは、素肌の時に受ける影響に比べて1/50である、という意味です。UPFは15~50+の範囲で表示されています。なるべく「数値が高いものを選ぶ」のがポイントでしょう。